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いま、ここ
今回から数回、知覚や脳の観点からカウンセリングについて考えてみたいと思います。

フロイトらの精神分析療法が過去を重視するのに対して、ロジャーズの来談者中心療法などは「いま、ここ」を重視します。
我々は「いま、ここ」に生きる存在である。
果たして、これは本当なのでしょうか?
今回は「いま」という瞬間を知覚心理学の観点から、焦点を当ててみたいと思います。

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はじまりはじまり。

apparent movement
皆さんはテレビを見ると思います。
テレビの中ではモノが動いていますね。
テレビの中の動きが、1秒間に何枚もの止まった絵からできていることは、ご存知だと思います。
このように止まった絵が動いているように見えることを仮現運動(apparent
movement)と言います。

表示している絵は、左側に緑の円がある絵を8枚、右側に赤の円がある絵を8枚、つなげて表示しているだけです。
しかし、左右に円が動いているようにも見えると思います。
この絵の作り方を、色が徐々に薄くなっていくようにとか、見せる速度をうまく変えていくと、本当に左から右(右から左)に円が動いているように見えます。
そして、左右の円の中間にも移動中の円が見える場合があります。
このとき、表示している絵のように左右の円の色が違う場合には、移動するにつれて色が徐々に緑から赤に変わっていくように見えます。

いま、この円が真ん中に見えるときのことを考えてみましょう。
この「いま」という瞬間、円の色は左右の円の色の中間色に見えます。

不思議だと思いませんか?

「いま」という瞬間の色は、円の「過去」の色である緑と、「未来」の色である赤に影響されている。
「過去」の色に影響されるのは理解できるとして、「いま」この瞬間にはまだ知らないはずの「未来」の色に影響されているのです。

つまり、我々が感じる「いま」を基準にすると、「いま」は「過去」から「未来」への一定の幅を持った時間であると言えます。
別の言い方をすると、我々にとって「未来」が「いま」であり、「いま」は「過去」であり、我々は現実世界から一定時間遅れて知覚している存在だと言えます。

説明がわかりにくかったかもしれませんね。
次回は、遅れた存在である我々を、脳科学的な観点から、もう少し探ってみたいと思います。
| あいすぶれぃく | 14:10 | comments(0) | trackbacks(1) | ↑TOP -
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産業カウンセラー産業カウンセラー(さんぎょうカウンセラー)とは、本来は産業領域で活動する心理カウンセラーであるが、一般には日本産業カウンセラー協会が認定する資格および、その所有者を指す。2002年度以降は、日本産業カウンセラー協会の認定資格。.wikilis{fon
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