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カウンセリング研究におけるエビデンスを求めて
立正大学大崎キャンパスに日本カウンセリング学会の公開シンポジウム『カウンセリング研究におけるエビデンスを求めて』を聴いてきました。
無料なのは無職の身にはありがたいです。(笑)

内容は下記の発表者に、指定討論者として白梅学園大学・無藤隆さん、大阪大学・宮田敬一さんを加えて、最後にパネルディスカッションが行われました。

「臨床実践における質的研究の意味」立正大学・中田洋二郎さん
「個を重視する量的研究の可能性」東京大学・南風原(はいばら)朝和さん
「Evidence-based counseling研究の立場から」九州大学・久保千春さん

中田さんの質的研究とは、データの統計処理による仮説検証型のいわゆるエビデンスではなく、データとの対話から仮説生成するグランデッド・セオリーらしいです。
平たく言えば事例研究で、結局のところ個別的、主観的にならざるを得ず、エビデンスとは相容れないと思います。
他の人も指摘していましたが、個別事例を一般化しすぎる危険性を常に孕んでいます。

南風原さんの個を重視する質的研究では、いわゆるエビデンスのように統計的に検証するだけでなく、その統計的な効果が個人にどれだけ有効なのかという「効果の一般性」を取り上げていました。
統計的な平均だけでなく有効性のあるクライアントの割合とか、クライアントの有効性の予測に数理モデルを使ったりします。

久保さんのはいわゆるEvidence-based Medicineの話で、文献のデータベースから分析を行うというメタアナリシスの話がありました。
いくつかの疾患に関して、現在の分析からわかっていることが示されました。
例えば、慢性的なうつ病に対する効果は、心理療法では対人関係療法が最も高く、薬物療法ではSSRIが最も高い。
また、心理療法より薬物療法の方が効果は高いものの、薬物療法に心理療法を組み合わせた方がさらに効果が高くなる。
心理療法は回数が増えるほど効果が増大し、ある基準によると最低で18回が必要である。
精神分析の流れを汲む短期精神力動的心理療法は最も効果が低い。
次にパニック障害では、暴露療法による心理療法と薬物療法の効果の間に有意な差がない。
PTSDでは、暴露療法、認知行動療法、暴露療法+認知行動療法、EMDRの効果の間に有意な差がない。
| 修行のこと | 22:03 | comments(0) | - | ↑TOP -
マインド・メイク講座のお知らせ
 ご無沙汰しています、がんじらです。

カウンセリングをもっと身近なものにしたいっ!
と思い始めて3年。

この度、期間限定で東急スポーツオアシスというフィットネスクラブで心の元気をサポートする
マインド・メイク講座を開催できることになりました!

参加者にはアンケートに答えていただくモニター制で
自律訓練法やコラージュ療法、フォーカシングなどのグループプログラムを60分または75分で気軽に受けられる他、50分のカウンセリング(トーク・デトックスと呼んでいます)も超格安で受けられます。

燃える会でおなじみの、まつげさんと小局さんもカウンセラーや講師として活躍するほか、産業カウンセラー協会の研修で講師として教えていらっしゃる先生にもご協力いただいています。

実際にカウンセリングを受けることは、カウンセリングの勉強をする上でとても大切なプロセスだと私は思います。
この機会にトーク・デトックスを体験してみてはいかがでしょうか?

★期間
  11月28日(土)〜12月8日(火)

★場所
  東急スポーツオアシス 新宿店、RAFEEL恵比寿店、武蔵小金井店、本駒込店

詳細・お申し込みはこちらです。
http://www.sportsoasis.co.jp/column/web/dict/c27/367.html

お待ちしています!
| 起業しようそうしよう | 01:54 | comments(1) | - | ↑TOP -
11月の勉強会のお知らせです。
JUGEMテーマ:ビジネス
すっかり寒くなりましたね〜。
今日、ひさしぶりに暖房のスイッチを入れました。
バイク移動の私には手袋が手放せない季節になりました。
インフルエンザも流行っているようですが、風邪等ひいていらっしゃいませんか?

11月の勉強会のお知らせです。
NPO法人「コミュニティーカウンセラー協会」も3月に認可が下りました。
現在、趣旨に参同して、参加して頂ける会員の方々を募集中てす。
ご興味の有る方は以下のサイトをご覧下さい。

コミュニティカウンセラー協会のサイトはこちらへ

以下、勉強会の詳細です。

日時:11月21日(土)13時00分〜16時00分

場所:大崎第一区民集会所 第2集会室
 
JR五反田駅徒歩10分
目黒駅 徒歩10分
東急目黒線 不動前駅 徒歩5分
地図はこちら

定員:10人程度

参加費:1,000円 
※「コミュニティーカウンセラー協会」の会員は500円

参加をご希望の方はこちらのブログにコメントをください。
前日までの問い合わせは以下にお願い致します。
jimukyoku@community-ca.org

お友達を誘っておいでいただけるのは大歓迎です♪
その場合、合計人数をコメントにいただけると助かります。

※今回は、会場と時間が変更になっておりますので、
お間違えの無いようにいらして下さい。

よろしくお願いいたします。

ちなみに12月の勉強会は19日の予定です。
| - | 22:57 | comments(6) | - | ↑TOP -
ストレスに強くなろう!(3)(対人関係療法編3)
〜以前はうまく行ったのに...「役割の変化」〜

「ストレスに強くなろう!」の対人関係療法編の第3回です。
今回は「役割の変化」、周りとの役割の期待の変化のお話です。

以前はうまく行っていたことが、うまく行かなくなったことってありませんか?

私も会社員時代に、エンジニア(技術者)からマネージャーになったとき、仕事を真面目にやっても評価されず、どうして自分を評価してくれないんだろうと途方に暮れたことがあります。
これがもっと真面目な人だったら、さらに一生懸命に仕事をして、どんどんストレスを溜め込んでしまい、うつ病になってしまったかもしれません。
これはいわゆる「昇進うつ」と言われるものです。
私はあまり真面目ではなくて助かりました。(笑)

私の場合には、エンジニアという古い役割から、マネージャーという新しい役割への、「役割の変化」に適応できなかったのです。
エンジニアだと担当する仕事をこなしていれば良いわけです。
ところがマネージャーだと、目標を定めたり、目標を仕事にブレイクダウンしたり、仕事の担当を振り分けたり、スケジュールを作って仕事の進捗を管理したり、メンバーの世話を焼いたり、とても面倒くさいのです。(笑)
新しい環境に適応するには一時的に負荷がかかるので、どうしても古い役割を過大評価してしまい、古い役割は良かったと考えてしまいがちです。
ここから抜け出すには、古い役割と新しい役割のメリットとデメリットを客観的に評価して、特に古い役割のデメリットと新しい役割のメリットに注目することです。
そして、古い役割の喪失にちゃんと向き合い、新しい役割に向かっていくことが大切です。

また、役割の変化に伴い、前回お話した「役割をめぐる不和」が起きている可能性もあります。
つまり自分が以前のままのつもりでも、周りは新しい役割を期待しています。
上司は担当者ではなくマネージャーとしての役割を期待し、下は同じメンバーではなく上司としての役割を期待します。
自分が以前のままだと、役割の期待がズレて、役割をめぐる不和が起きてしまいます。

こういうときに大切なのはコミュニケーションをきちんと取ることです。
上司がマネージャーとして何を期待しているか、部下が上司として何を期待しているか、コミュニケーションを取って、お互いの期待を具体的に共有することが大切です。


次回は『言った!言わなかった!「コミュニケーション分析」』、コミュニケーションしたと思っても、相手が理解していなかったことってありませんか?
そういうときは、自分がコミュニケーションしたと思い込んでいるだけで、実際にはコミュニケーションできていないことが多いのです。

| - | 22:16 | comments(0) | - | ↑TOP -
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